愛知県美術館・愛知県陶磁美術館 移動美術館
クロスボーダー:越境する美術

愛知県美術館と愛知県陶磁美術館は、より多くの県民の皆様に両館のコレクションをご覧いただくため、作品を県内各地に運んで展示する「移動美術館」を毎年開催しています。豊橋市で2回目の開催となる今回は、「クロスボーダー:越境する美術」をテーマに、アメデオ・モディリアーニや藤田嗣治、エミール・ガレなど、国内外の絵画や陶磁器を中心に約60点を展示します。
19世紀末からの鉄道や船の発達により、画家や陶芸家は国境を越えて盛んに移動するようになります。移動の理由は、技法や最新の美術動向を学ぶための留学、逆に技法を教えるための渡航、外貨を稼ぐための移住、戦争による亡命とさまざまです。また、欧米の好みを意識した日本の輸出用工芸が海を渡ったのもこの頃でした。他国に学び、他国の人々と交流した作家たちは、国内では得られなかった技術や経験をもとに作品を発展させていきます。本展では、人や物の「越境」に着目して、美術と工芸の歴史をたどります。

会  期2026年2月21日(土)~3月22日(日)
休 館 日毎週月曜日(ただし2月23日は開館)、2月24日(火)
開館時間9:00-17:00  ※初日は12:00から
会  場豊橋市美術博物館 展示室3・4
観 覧 料無料
主  催愛知県美術館、愛知県陶磁美術館、豊橋市美術博物館

関連イベント

記念講演会「移動から見える近代」

日時:2月21日(土)14:00-15:30
場所:豊橋市美術博物館 講義室
講師:平瀬礼太(愛知県美術館館長)、佐藤一信(愛知県陶磁美術館館長)
司会:岡田亘世(豊橋市美術博物館館長)
定員:先着80名
※申込不要・聴講無料

ギャラリートーク (学芸員による展示説明会)

日時:3月8日(日)、3月21日(土) 14:00-14:40
場所:豊橋市美術博物館 1階展示室
講師:愛知県美術館学芸員、愛知県陶磁美術館学芸員
※申込不要・聴講無料

ワークショップ「ビンの中でクロスボーダー」

三河、尾張、遠州(湖西)の土に触れて、色や質感の異なる土をガラスのビンに詰めていきます。ビンの中でちょっとだけ越境(クロスボーダー)してみましょう。
日時:3月1日(日) 14:00-16:00
場所:豊橋市美術博物館 講義室
講師:愛知県陶磁美術館 陶芸指導員
定員・対象:15名・小学生以上(未就学児は大人の方の要付添)
申込方法:2月3日(火) 9:00より電話受付[TEL:0532-51-2882]
※参加費無料

ミュージアムコンサート

日時:3月20日(金・祝) 11:00-11:30
場所:豊橋市美術博物館 玄関ホール
出演:アンサンブル クレール(女声合唱)
※申込不要・観覧無料                      

主な出品作品

イタリアからパリへ
古代彫刻にも関心


アメデオ・モディリアーニ
《カリアティード》
1911-13年 愛知県美術館蔵
あだ名は
“日本かぶれのナビ”


ピエール・ボナール
《子供と猫》
1906年頃 愛知県美術館蔵
単身渡米し現地で
評価を獲得


国吉康雄
《帽子の女》
1920年 愛知県美術館蔵
ハンガリーからドイツへ
第二次世界大戦によりアメリカに亡命


ラースロー・モホイ゠ナジ
《コンストラクション ケスストナー版画集6』より》
1922-23年 愛知県美術館蔵
日本の美術に魅せられたフランス人

エミール・ガレ/ラオン=レタップ製陶所
《ラスター彩荷葉文水注(らすたーさいかようもんすいちゅう)》
1877-84年頃 愛知県陶磁美術館蔵
バーナード・リーチとともに”民藝”を広める

河井寬次郎(かわいかんじろう)
《黄薬辰砂花扁壺(きぐすりしんしゃはなへんこ)》
1950年代 愛知県陶磁美術館蔵
横浜港で欧米人好みの陶磁器を販売

井村陶器店/川本桝吉(かわもとますきち)(初代または二代)
《色絵群鶴図花瓶(いろえぐんかくずかびん)》
明治時代(19世紀) 愛知県陶磁美術館蔵
海外の博覧会で評価

川本半助(かわもとはんすけ)(六代)
《虎置物》
明治時代(19世紀前半) 愛知県陶磁美術館蔵

この記事は 2026年01月16日に更新されました。

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