民俗資料
豊橋市では、昭和41年に発足した近世民俗資料調査委員会が中心になって、市内および北設楽郡東栄町・豊根村周辺から、資料として各種民具を収集調査してきました。 こうして収集した民具を昭和53年より旧多米小学校(現在の民俗資料収蔵室)に展示しています。その後も多くの方がたから民具をご寄贈いただき、現在に至っています。
日常生活や生産活動で使われた道具(約6,900点)
一般の人々がくらしの中で使ってきた生活の道具や生産活動の中で工夫、改善されてきた道具です。衣食住に関するもの
炭火アイロン、手鏡、お釜、膳箱、石臼、火鉢、行灯、ランプ、くど、湯たんぽ、カメラ、氷冷蔵庫等です。農業・林業・漁業に関するもの
牛用犂(すき)、唐箕(とうみ)、千歯こき、すき、万石(まんごく)とおし、木挽鋸(こびきのこ)、山鋸(やまのこ)、鰻籠(うなぎかご)、うげ、海苔枠、海苔げた等です。養蚕・製糸に関するもの
種紙、給桑台(きゅうそうだい)、桑葉裁断機、蔟(まぶし)編み機、糸車、座繰り機、検尺器、検位衡(けんいこう)、揚げ返し機、繭見本等です。知識・娯楽・教養
電話機、蓄音機、写場写真機、柱時計、上皿天秤(うわざらてんびん)、石板、文机(ふづくえ)等です。戦争関連のもの
防空頭巾、奉公袋、軍靴、鉄かぶと、礼帽、国防服、防毒面、背嚢(はいのう)、軍隊手帳等です。書籍資料(約2,800点)
江戸時代の寺子屋用教本を始めとして教育に関係する本や、大正から昭和の時代を反映する雑誌です。教育関係
寺子屋時代の教材、『学制』の御布礼(おふれ)、『学問のすすめ』第二編、第1期国定教科書(イエスシ本)~第5期国定教科書(アサヒ読本)等です。雑誌
『小國民』、『家の光』、『主婦の友』、『青い鳥』、『赤とんぼ』、『婦人倶楽部』、『幼稚園』、『小学三年』、『少年倶楽部』、『平凡』、『週刊新潮』等です。郷土玩具コレクション(約15,000点)
豊橋に縁のある方から寄贈していただいたコレクションです。大口信夫 郷土玩具コレクション
土人形、土鈴、張り子人形、木の人形、こけし、紙の人形、凧、絵馬、お面、外国の民芸品等です。小嶋寿女 郷土玩具コレクション
土人形、土鈴、張り子人形、木の人形、こけし、紙の人形、凧、絵馬、お面等です。鈴木良典 土人形コレクション
棚尾土人形、旭土人形、大浜土人形、豊橋土人形、国府土人形、乙川土人形、名古屋土人形等です。野沢東三郎 天神コレクション
牛乗天神、白天神、松負い天神、久米の泥天神等です。中村光雄 独楽コレクション
手品独楽、サーカス独楽、唸(うな)り独楽、喧嘩独楽、占い独楽、外国の独楽等です。この記事は 2014年01月31日に更新されました。