本展は、星野眞吾・高畑郁子美術振興基金を活用し、新進作家の発掘と顕彰を目的として3年に一度開催する日本画の全国公募展です。「明日の日本画を求めて」をテーマとして作品を募集し、 144 点の応募がありました。審査によって選ばれた受賞者は下記のとおりです。
1.応募点数 144 点(前回 197 点/ 53 点減) 平均年齢/ 41.7 歳
2.審査結果 星野眞吾賞(大賞) 1 点 副賞 200 万円 *
準 大 賞 1 点 副賞 100 万円 *
優 秀 賞 1 点 副賞 50 万円 *
入 選 57 点
*大賞・準大賞・優秀賞の作品は豊橋市に帰属
賞 | 作品名 | 氏 名 | 職業・年齢 | 住所 |
星野眞吾賞 (大賞) | 市街化調整区域 | 八木 佑介 | 美術作家・33歳 | 京都府京都市 |
準 大 賞 | いのちの舞 | 木村 真光 | 画家・37歳 | 東京都台東区 |
優 秀 賞 | ファントム (ジャマイカソング) | 三上 今 | 武蔵野美術大学大学院1年生・ 年齢非公表 | 東京都文京区 |
菊屋吉生(山口大学名誉教授) 野地耕一郎(泉屋博古館東京館長)
三頭谷鷹史(美術評論家) 佐藤道信(東京藝術大学名誉教授)
3.大賞受賞者コメント:八木佑介
星野眞吾賞は 平成 23 年に初めて出品して以降、 3 年ごとの成果を試す挑戦の場として大変励みになってきました。今回、星野眞吾・高畑郁子ご夫妻をはじめ展覧会に関わられる皆様の、明日の日本画へと向けたお気持ちにあらためて触れ、身の引き締まる思いと共に勇気をいただきました。明日を見つける為に一歩一歩、尽力したく思います。
4.審査総評:審査員長 吉田俊英
北海道から沖縄までの144 点の応募作品が並び、その中から入選作品 60 点や大賞・準大賞・優秀賞を選ぶのに議論を重ねた。 3 賞と最後まで受賞を争った数点の作品にも非常に面白いものが多く、さらには入選作の中にも興味魅かれるものが幾つもあった。
材質や技法に新しく、実験的な試みをみせる作品が増えているのも近年の傾向である。もちろん伝統的な材質・技法で魅せる素晴らしい作品も多い。要は見る人々に感動をもたらすかどうかだ。次回は 10 回という区切りを迎える。固定観念に縛られない面白い作品に期待したい。
5.展覧会
会 期/令和 6 年 10 月 26 日 土 11 月 24 日 日 26 日間
会 場/豊橋市美術博物館
時 間/ 9:00 ~ 17:00 (入場は 16:30 まで)
休館日/月曜日、 11 月 4 日(月・祝)は開館し翌日休館
観覧料/一般・大学生 500 円、小中高生 200 円
団体:一般・大学生 400 円、小中高生 100 円
主 催/豊橋市、豊橋市美術博物館
協 賛/あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
6.会期中のイベント
①入賞者によるアーティストトーク:【 八木佑介、木村真光、三上 今 】
日 時/令和 6 年 10 月 26 日(土)13:30 ~ 14:30
申込み/不 要(要観覧料)
②認知症当事者を対象とした対話型鑑賞
日 時/令和 6 年 11 月 8 日(金) 10:30 ~ 11:30
講 師/時髙直子(アートコンダクター)
申込み/令和 6 年 10 月 8 日(火)から美術博物館ホームページで必要事項を入力
7.あいおいニッセイ同和損害保険株式会社による協賛事業
①UNPEL GALLERYでの上位入選作品 8 点展示
会期/令和7 年 1 月 9 日(木)~ 1 月 30 日(木)
②大賞受賞者の個展開催助成
UNPEL GALLERYにて、令和8 年度開催予定
※ UNPEL GALLERY (アンペルギャラリー)は、東京・日本橋にある同社運営のギャラリーです。