めざめの春“びはく”いよいよ再始動 3月1日、リニューアルオープン!

最終更新日2024年02月16日

老朽化による大規模改修工事のため、令和4年6月から令和6年2月まで長期休館していた美術博物館が、3月1日にリニューアルオープンします。フランス絵画を紹介する記念展「ブルターニュの光と風」をはじめ、リニューアルイベントとして館内ツアーや各種講座など盛りだくさんの内容で皆さまをお待ちしています。

つなぐミュージアム

このたびの再始動にあたり、当館は、めざす姿として「つなぐミュージアム」を掲げ、3つの方向性に沿って博物館活動を進めていきます。そして、地域の文化拠点として人々の心を豊かに育み、人づくり・まちづくりに貢献する博物館をめざしてまいります。

  • 「人と時をつなぐ」 ・・・・・・ 地域文化を守り、活かし、継承する活動を行います
  • 「人と文化をつなぐ」・・・・・・ 文化・教育活動を推進し、豊かな社会の創造に努めます
  • 「人と人をつなぐ」 ・・・・・・ 文化の魅力を発信し、市民が誇れるまちづくりに参画します

展示・保存環境や施設の利便性が向上! 新たなスポットも誕生しました!

①エントランス玄関ホールにエレベーターを設置。車イスやベビーカーも館内の移動がスムーズになりました。
②光庭館内中庭の彫刻展示を一新、国島征二の手がけた「光庭(ひかりにわ)」を公開します。
③展示室天井、床、壁を改修した他、照明機器を取り替え、照度や色を細かく調整できるようになりました。
④空調と自動扉老朽化した空調設備を入れ替えたほか、展示室入口に自動扉を設置。温湿度を一定に保ち、作品や資料に対する保全機能を高めました。
⑤授乳室とキッズスペース授乳室やキッズスペース(国際ソロプチミスト豊橋寄贈)を新設。お子さまと一緒にお過ごしいただけます。
⑥ミュージアムショップミュージアムショップを充実。図録や絵ハガキに加え、美術博物館の新しいロゴマークを用いたオリジナルグッズなどを販売します。

地域の歴史文化を紹介する「とよはしの歴史」を新設!(2階展示室)

  • 先史から現代に至る豊橋の歴史を18 のテーマに沿って紹介。通史的に学ぶことができます。
  • ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」によって、スマートフォンから資料解説を見聞きできるようになります。(全館Wi-Fi 完備/アプリのダウンロードが必要です)
  • その他、収蔵資料のデータベースをリニューアルオープンにあわせて公開します。

館内マップ

延床面積 1階:3,632.75 ㎡ 2階:1,759.39 ㎡ 計:5,392.14 ㎡

リニューアルオープン記念展
ブルターニュの光と風 画家が憧れたフランスの異郷

ブーダン、セリュジエ、ゴーギャン、ドニらによる名品65点

フランス北西部のブルターニュ地方は、英仏海峡と大西洋に面した半島に位置し、独自の文化を築いてきました。本展では、同地西端にあるカンペール美術館のコレクションを中心に、ブルターニュの風土や人々を描いた近現代の絵画を紹介します。

  • 期間:2024年3月1日(金)~4月7日(日)(会期中無休)
  • 場所:豊橋市美術博物館
  • 観覧料:一般 1,200(1,000)円/小中高生 600(400)円 ※( )内は前売または20名以上の団体料金

リニューアルイベント

  • ★印のイベントは、事前申込みが必要です。以下に申込表記のないものは、2月6日(火)より当館ホームページまたは電話(0532-51-2882)でお申込みください。
  • 会場の表記がない催しは1階講義室で開催します。
  • 参加料の表記がない催しは無料です。

★びはく講座

  • 料金/各100円(資料代)
  • 定員/各50名
  • 会場/1F講義室
  • 申込/事前申込みが必要です。2月6日(火) より、当館ホームページまたは電話(0532-51-2882)でお申込みください。
3月9日(土)14:00「発掘調査から読み解く吉田城の石垣」中川永(当館学芸員)
3月16日(土)14:00「ブルターニュの文化と美術」田中竜也(当館学芸員)
3月17日(日)14:00「豊橋市の野球場」高橋洋充(当館学芸員/副館長)
3月24日(日)14:00「漬物と歴史」松下佐知子(当館学芸員/会計年度任用職員)
3月30日(土)14:00「大正・昭和の陸軍と豊橋」三世善德(当館学芸員/元副館長)
3月31日(日)14:00「吉田藩主大河内松平家の歴史と文化」当館主任学芸員
3月2日(土)
①11:00/14:00
②11:30/14:30
① 館長による館内ツアー(1F無料エリア)
②「とよはしの歴史」学芸員リレートーク(2F展示室)
※①の終了後②を開始します。②の開始時間はおおよその目安です。4月6日にも同じ内容のトークを行います。
3月3日(日)
14:00
「ブルターニュの光と風」記念講演会
千足伸行氏(同展監修者・広島県立美術館館長)
3月7日(木)
14:00
「ブルターニュの光と風」展示解説
田中竜也(当館担当学芸員) 
参加費/観覧料必要
3月8日(金)
10:00 / 11:00
豊橋創造大学連携事業「SOZOおはなしひろば ステンドアートシアター」
加藤克俊氏(豊橋創造大学短期大学部 准教授)
対象/未就学児と保護者 定員/各回15組30名程度
3月10日(日)
13:30
「ブルターニュの光と風」ワークショップ
「水彩画にチャレンジ!~ブルターニュの風景を描こう」
内田新哉氏(イラストレーター)

申込/定員に達したため受付終了
3月18日(月)
①10:30 ②14:00
対話型アートプログラム
「アートリップの実践と事例報告」
林容子氏(一般社団法人アーツアライブ代表理事)
①対話型アートプログラム アートリップ
対象/認知症の方や高齢者とその家族 定員/10名
②講演会「アート× 認知症× 美術館」
対象/中学生以上 定員/30 名
3月20日(水祝)
11:00 / 14:00
「“光庭” へようこそー手でみる国島征二の彫刻」(中庭)
定員/各回15名程度(先着順)
3月20日(水祝)
15:00
「ブルターニュの光と風」コンサート(玄関ホール)
演奏/アンサンブル クレール(女声合唱)
3月31日(日)
14:00
「ブルターニュの光と風」展示解説(1F展示室)
田中竜也(当館担当学芸員) 
参加費/観覧料必要
4月6日(土)
①11:00/14:00
② 11:30/14:30
③13:00
① 館長による館内ツアー(1F無料エリア)
②「とよはしの歴史」学芸員リレートーク(2F展示室)
※①の終了後、②を開始します。②の開始時間はおおよその目安です。内容は3/2のトークと同一です。
③「ブルターニュの光と風」コンサート(北庭エリア)
演奏/豊橋交響楽団
4月27日(土)
14:00
光庭クロストーク「国島征二をめぐって」(中庭)
木本文平(碧南市藤井達吉現代美術館館長)/井上昇治(WEBメディア主宰)/今泉岳大(岡崎市美術博物館学芸員)
定員/50名(先着順)

新しくなったロゴマーク

リニューアルオープンにあたり、ロゴマークを一新しました。デザインを行ったのは、豊橋市出身・在住で、自然を主題とした美術やグラフィックを領域とする、味岡伸太郎氏です。3つの球体が結びつく形は、当館のめざす「つなぐミュージアム」を表現しています。

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