3月16日(土)に青木陵子さんをお迎えし、ワークショップ「描く目が見る美術」開催しました。参加者は17名(うち8名が小学生)、7歳から70代まで、幅広い年代の皆さんにご参加いただきました。
青木さんの本展出品作《オブジェクトリーディング》は、作家の身の回りの事象からさまざまなイメージをつむぎだすという作品です。
このたびは青木さんの作品の前でお話を聞いた後、展覧会場に探検に出かけました。
気になる作品の「オブジェクト」をみつけ、描きうつすことで「リーディング」していきます。
それは制作の追体験といえるでしょうが、ときには作者の意図とはまったく違ったイメージを読み取ることもあるでしょう。おなじ作品を前にしても、それぞれ注目するポイントは異なるわけで、「美術のみかた」は「自由自在」であることにあらためて気づかされます。
実物の作品を目の前にして描きうつすという贅沢な時間を過ごしたあと、それらのイメージの断片を集め、青木さん主導のもと、皆で意見を出し合って並べ方を決め、「小さな美術館」として展示を行いました。
本展とあわせてどうぞご覧ください。
展覧会最終日の3月24日まで、出口側回廊に展示しています。