収蔵品展「花鳥風月」
会 期/平成20年2月5日(火)~3月23日(日)月曜日休館
会 場/豊橋市美術博物館2階展示室
入場料/無料
昭和54年の開館以来、豊橋市美術博物館では資料の収集活動に力を注いで来ました。このたびの展覧会は館蔵資料のなかから「花鳥風月」をテーマに、近世絵画から現代にいたる花鳥画の美を紹介するものです。花鳥風月は東洋画の伝統的な主題であり、崋椿系南画の盛んであった当地方では水墨淡彩による花卉や禽獣の主題が数多く描かれました。今回は日本画のみならず、近現代の「花」「風」「月」「鳥」を主題とする多様な表現を取り上げます。
恩田石峰や山本梅逸、渡辺小華などの伝統的な花鳥図から、中村正義・高畑郁子・大野俶嵩・下村良之介による独創的な造形、風景の中に吹き渡る風を感じさせる作品、平川敏夫・平松礼二・大森運夫・大島哲以らによる月下の幻想的な光景まで、多彩な日本画の表現を中心に、「花」「鳥」「風」「月」それぞれのモティーフに着眼し、野田弘志・櫃田伸也・岡田徹らの油彩画、花鳥風月を文様にあしらった陶磁器や、四季の移り変わりを歌に詠んだ短冊も参考出品いたします。さまざまな角度から花鳥風月に象徴される我が国独自の美意識をご覧ください。
美術講座
1.「花鳥画の伝統~郷土画人を中心に~」
講師/金原宏行(豊橋市美術博物館館長)
日時/2月10日(日)午後2時~
2.「近代絵画にみる花鳥風月~所蔵品を中心に~」
講師/豊橋市美術博物館学芸員
日時/2月17日(日)午後2時~
*いずれも1階講義室にて開催(聴講無料)
ギャラリー・トーク
ボラlンティアガイドによる作品解説/木曜日と2月10・17日を除く毎日
この記事は 2014年02月20日に更新されました。