豊橋市文化財センター企画展「古代のやきもの工場-深田古窯址群と湖西窯-」

最終更新日2026年01月16日

 愛知県豊橋市から静岡県湖西市にかけては、古墳時代から奈良時代にかけての須恵器窯が展開しており、一般に湖西古窯址群(湖西窯)と総称されています。地元では、窯跡群が存在する河川水系の違いから、豊橋市側を一里山古窯址群と分けて呼ぶこともありますが、須恵器を生産する時期は重複し、生産する須恵器の形態は近似することから、一帯は技術的に深くかかわりながら須恵器生産を続けた地域といえます。

 湖西窯の製品は、7世紀以降に東日本に広く流通し、とくに太平洋沿岸では須恵器の主たる産地となりました。このことから、当時の太平洋沿岸航路を使って大量の湖西窯製品が東日本に運ばれたことは明白ですが、それを差配した組織や権力体についてはよくわかりません。

 さらに、湖西窯から始まる焼きものづくりは、愛知県側に主体を移しながら灰釉陶器を生産した二川窯、山茶碗を生産した渥美窯へと継続し、じつに700年間にわたる伝統の礎をなしました。

 この展覧会では、近年調査され大きな成果を上げた豊橋市・深田古窯と湖西市・古見古窯及び谷上古窯を紹介するとともに、湖西窯とは何か、その実態を広く紹介するものです。

◆会 期 令和8年(2026)2月7日(土)~令和8年3月29日(日) ※毎週月曜日は休館、2/23(祝)は開館し翌2/24(火)は休館 

◆会 場 美術博物館 2F展示室8・9

◆出品数 314点

◆おもな展示資料

 ・一宮峠場第1地点古窯出土品(湖西市):須恵器、埴輪

 ・有玉古窯出土品(浜松市)須恵器

 ・深田古窯出土品(豊橋市):須恵器、陶馬、瓦塔

 ・古見古窯出土品(湖西市):須恵器

 ・谷上古窯出土品(湖西市):須恵器

 ・西笠子古窯出土品(湖西市):須恵器 

 ・馬越長火塚古墳出土品(豊橋市):須恵器 ※国指定重要文化財

 ・半田山C3号墳出土品(浜松市):須恵器

 ・吉美中村遺跡出土品(湖西市):須恵器(特殊品) 

 ・大知波峠廃寺跡出土品(湖西市):緑釉陶器

 ・山口第17地点古窯出土品(湖西市):瓦・山茶碗類

◆共 催 湖西市

◆特別協力 浜松市文化財課

◆ポスターPDF(ダウウンロードできます)

 

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