豊橋市の中心的な文化財である吉田城址では、大雨や樹木の影響などにより石垣の崩落が相次いでいます。このため、市として初となる石垣の解体修復工事を令和3年7月より開始しました。
これに際し、文化財センターでは解体修理の対象となる石垣部分の発掘調査を断続的に進めています。今回は下記の日程で発掘調査現場の公開を開催します。
記
と き :令和3年8月21日(土)10:30~12:00、14:00~15:30
※少雨決行・荒天時は翌22日(日)に順延
会場・受付:豊橋公園 本丸広場
内 容 :時間中は、石垣発掘調査現場の解説と見学を随時行います。
また発掘された瓦や、新たに発見された刻印のある石垣石材も公開します。
備 考 :新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じたうえで実施します。
【現場公開での見どころ】
発掘調査で姿を現した、石垣の内部構造を見学することができます。
石垣はただ石材を積み上げた構造物ではありません。その内部には排水構造である裏込石(うらごめいし)や、石垣の芯となる土塁などの構造が巧みに設けられています。
これら内部構造は普段目にすることができません。今回の現場公開は、その全容を見学することができる大変貴重な機会です。