第十五師団(愛知大学周辺)
明治40年(1907)、日露戦争の際に大陸で編成された第十五師団を豊橋に置くことが決定され、現在の愛知大学や高師緑地公園を中心とする約50万坪の敷地に多くの施設がつくられました。第1次大戦後の軍縮により第十五師団は大正14年に廃止されましたが、残された施設を利用して、昭和2年に下士官候補生教育のため豊橋陸軍教導学校が、昭和14年には甲種幹部候補生教育のために陸軍予備士官学校が開設されました。
田原街道(国道259号線)沿いに、第十五師団司令部、憲兵隊本部、病院、監獄等の様々な施設がありました。これらの敷地の多くは、現在では、愛知大学、時習館高校、豊橋工業高校等の学校や公共施設として利用されています。
この記事は 2014年04月24日に更新されました。