版画
豊橋に設置された軍隊をテーマとした版画が数多く残されています。木版や石版で印刷されたもので、兵営近くの書店で販売された例がみられます。明治20年代には大島庀・矢野佐兵衛、30年代には高木定友・榎本清七など豊橋の版元で出版されますが、40年代になると名古屋や十五師団門前(高師村)でも刊行されています。初期には比較的出来の良いものも見受けられますが、多くは類型的なもので、全く同じ図柄を使用してタイトルだけを変えたものも少なくありません。
この記事は 2014年04月24日に更新されました。