家紋瓦

  • 時 期:江戸時代
  • 種 別:考古資料-屋根瓦
  • 出土地:吉田城址
  • 所 蔵:豊橋市美術博物館

吉田城出土家紋瓦

吉田城出土家紋瓦

解説

近世の吉田藩は、親藩として9家22代に渡る譜代大名が支配しました。18世紀中ごろまでは城主の転封で大名家がはげしく入れ替わりましたが、それ以後は松平伊豆守の後裔である大河内松平家が吉田城主となって幕末を迎えました。 城主には松平家(竹谷・深溝・本庄・大河内)をはじめ、水野家、小笠原家、久世家、牧野家がありました。それぞれの城主期間中に建物の改修や屋根瓦の葺き替え修理などを行ったとき、家紋を入れた瓦を使用することがまれにあったようです。吉田城址の発掘調査では、丸に沢瀉文(水野家)、三階菱(小笠原家)、繋ぎ九つ目結(本庄松平家)、丸に並び鷹の羽(久世家)の家紋瓦が確認されています。

この記事は 2024年02月08日に更新されました。

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