土偶(大蚊里貝塚)
- 時 期:縄文時代晩期(約3,000年前)
- 種 別:考古資料-土製品
- 出土地:大蚊里貝塚
- 所 蔵:豊橋市美術博物館
解説
土偶は、10,000~2,300年前の間に東日本を中心に全国で作られました。この土偶には、さまざまな種類が見られ、信仰の対象物であったものと考えられています。豊橋市内からは、土偶は大蚊里貝塚や白石遺跡、水神遺跡、東野遺跡の4カ所で見つかっていますが、数は多くありません。 大蚊里貝塚の土偶は縄文時代晩期のもので、頭部及び右腕を完全に失っています。土偶の胸部には左側の乳房が残っており、女性を表現していたことがわかります。また体に比べ足は短く、全体に文様などの装飾はないなど、質素な作りといえます。この記事は 2024年02月08日に更新されました。