環壕出土土器
- 時 代:弥生時代後期(約1,800~1,700年前)
- 種 別:考古資料 土器(壺、高坏、鉢、甕ほか)
- 出土地:高井遺跡
- 所 蔵:豊橋市美術博物館
解説
石巻本町の高井遺跡では、弥生時代後期の環濠が発見され、この中からたくさんの土器が出土しました。 弥生時代後期になると、土器は大変多くの種類のものが作られ、さまざまな用途で使われるようになりました。 環濠から出土した土器には、広口壺・長頸壺・直口壺・瓢壺などの各種壺類、大小の甕・高坏・器台・鉢などがあります。壺は最も大きなもので高さが30センチメートルほど、小さなもので5センチメートルほどです。形も口が長く伸びたり、瓢箪の形をしていたり、さまざまなものが作られました。甕は最も大きなもので高さが35センチメートルほど、小さなもので15センチメートルほどです。脚が付いたこの地方独特の形をしています。 土器の種類や形は時代や地域により、それぞれ特徴が異なっていました。この記事は 2024年02月08日に更新されました。