嵩山蛇穴遺跡出土品
- 時 代:縄文時代草創期~早期(約1万~8000年前)
- 種 別:考古資料-縄文土器、石器、骨角器、貝製品、動物遺体
- 出土地:嵩山蛇穴遺跡
- 所 蔵:豊橋市美術博物館
解説
嵩山蛇穴遺跡は、嵩山町字浅間下の山腹にある国指定史跡の洞窟遺跡です。 出土品には、縄文土器、石器、骨角器、貝製品、動物遺体があります。縄文土器では、草創期の表裏押圧文土器と呼ばれる土器片が1点出土しており、市内最古の土器と言えます。このほか、早期の押型文土器や前期、中期、晩期の土器片が出ています。石器には、敲き石や礫器、剥片などがあります。骨角器には骨針、骨錐があり、貝製品には貝刃や貝穿孔品があります。 このほかには、動物遺体としてイノシシやシカなどの獣骨や鳥骨、魚骨、ハマグリやシジミなどの貝殻といった食料残滓も発見され、当時の人の食生活が偲ばれます。この記事は 2024年02月08日に更新されました。