群雀図
恩田石峰(1775-1847)

群雀図
解説
恩田石峰は江戸中期に吉田に生まれ、画を応挙十哲の一人といわれる渡辺南岳に師事し、円山派を学びました。帰郷後、東三河・西遠江地域を中心に活躍し、当時その名は渡辺崋山をしのぐほどでした。 群雀図は六曲一双屏風の右隻・右端に描かれている桜付近より、左隻中央に描かれている紅葉まで雀が群がって飛翔している場面が描かれています。春から秋にかけての四季の移り変わりを限られたスペースの中で見事に表現した作品です。この記事は 2014年02月11日に更新されました。