十二景図
原田圭岳(1803-1885)

十二景図(じゅうにけいず)
解説
原田圭岳は、江戸末期に西尾に生まれ、画を四条派の岡本豊彦に学びました。天保初年ごろに同門の友人を訪ねて吉田に逗留し、その後江戸に赴き活躍していましたが、安政大地震で再び吉田を訪ずれました。そして、吉田に永住を決意し恩田石峰・稲田文笠亡きあと吉田・豊橋画壇で活躍しました。 十二景図は六曲一双屏風に今も続く安久美神戸神明社の鬼祭、吉田神社の夏祭りでの頼朝行列など、12の画面に、この地域の四季折々の行事が描かれて見応えある作品となっています。この記事は 2014年02月11日に更新されました。