パリのアトリエにて 1953年
Photograph by Yvonne Chevalier
ジョルジュ・ルオー(1871–1958)は、骨太の輪郭線と鮮烈な色彩による画風が印象的な、20世紀を代表するフランスの画家です。
パリに生まれ、ステンド・グラス職人として修業したあと、画家を志してフランス国立美術学校に入学し、ギュスターヴ・モローの教室で学びました。個性を尊重するモローの指導を受け、やがて黒い線と鮮やかな色で力強く描く画風を築き上げます。
キリストの受難や聖書の場面といった宗教的な題材に生涯を通じて取り組んだほか、道化師や裁判官、労働者ら市井の人びとにも目を向け、人間味あふれる姿で描きました。ルオーは人間の悲哀を、愛と共感をもって表現しています。
本展では、国内屈指のルオーコレクションを誇るパナソニック汐留ミュージアムの協力を得て、ルオーの初期から晩年までの絵画に、『ミセレーレ』『流れる星のサーカス』『受難』などの版画連作を加えた約100点を紹介します。ルオーの70年にわたる画業をたどりながら、今も人びとを引き付け続けるその魅力に迫ります。
会期 |
2015年2月14日(土)―3月29日(日) |
休館日 |
月曜日 |
開館時間 |
午前9時―午後5時 |
観覧料 |
一般・大学生800(600)円、小・中・高生400(300)円
◇( )内は前売り、または20名以上の団体料金。前売り券は豊橋市美術博物館、豊橋市二川宿本陣資料館、豊橋市役所じょうほうひろば、チケットぴあ、サークルKサンクス、セブンイレブンで2月13日(金)まで販売(Pコード:766―238)
◇豊橋市敬老バッジ・シルバー優待カードをお持ちの方は無料。
◇身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と介助者は無料。
◇「ほの国こどもパスポート」(東三河地域在住または在学者対象)をお持ちの小・中学生は無料。 |
主催 |
豊橋市美術博物館、中日新聞社 |
協力 |
パナソニック 汐留ミュージアム |
企画協力 |
ホワイトインターナショナル |
《マドレーヌ》 1956年
《避難する人たち(エクソドゥス)》 1948年
関連する催し
子ども絵画作品展 「わたしはルオー」
豊橋の子どもたちが「人の顔」をテーマに描いた絵を館内に展示します。
イブニング・コンサート 「バロックの調べ-チェロとチェンバロ-」
主催 |
豊橋市美術博物館友の会 |
演奏者 |
杉浦 薫さん(チェロ)、杉浦道子さん(チェンバロ) |
日時 |
2月28日(土) 午後6時30分より(午後6時開場) ※展示室観覧時間:午後7時30分~午後8時30分 |
会場 |
玄関ホール (定員80名) |
参加費 |
友の会会員:無料 一般:展覧会観覧料 |
申込み |
友の会会員:1月20日(火)午前9時より、一般の方:1月27日(火)午前9時より電話受付・先着順(0532‐51‐2882) |
記念講演会 「ルオーの主要テーマをめぐって」
日時 |
3月15日(日) 午後2時より |
講師 |
中村 隆夫さん (多摩美術大学教授) |
会場 |
1階講義室 |
参加費 |
無料 |
学芸員によるギャラリートーク
日時 |
2月22日(日)、3月5日(木)、21日(土・祝) いずれも午後2時より |
会場 |
2階展示室 |
参加費 |
観覧料 |
《飾りの花》 1947年