豊橋近代日本画展
明治~昭和初期に活躍した 東三河の日本画家たち
平成16年2月7日(土)~3月14日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(月曜日休館)
会場:豊橋市美術博物館1階展示室
入場料:一般・大学生/500(400)円 小・中・高生/200(160)円
*( )内前売りまたは20名以上の団体料金
*豊橋市敬老バッジ・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、無料でご入場いただけます。
ギャラリートーク:平成16年2月14日(土)・28日(土)・3月13日(土) 午後2時~
(入場券が必要です) 講師/当館学芸員
豊橋を中心とする東三河は、明治期より渡辺崋山の次男・渡辺小華の流れを汲む崋椿系南画が盛んとなり、その豊かな土壌から戦後に数多くの優れた日本画家を輩出しました。この展覧会は、こうした流れをあらためて見つめなおし、渡辺小華をはじめとする崋椿系南画家の活躍した明治期から昭和戦前期にかけて活躍した日本画を紹介するものです。
出品作家は崋椿系の渡辺小華・大河戸晩翠・森田緑雲・井上華陵・鏑木華国・小笠原華文・白井永川のほか、南画の新たな可能性を模索した白井烟嵓、当地方を巣立ち中央画壇に活路を見出した疋田芳沼・高柳淳彦・遠山唯一・廣本進・鵜飼節夫・村松乙彦など。また、このほかに挿絵画家として名を馳せた渥美出身の宮川春汀や、出身は異なるものの当地に居を定めた篠田柏邦・森緑翠なども取り上げ、確固たる技術と様式美に裏打ちされた伝統的な作品から、モダニズムの息吹を感じさせる意欲作まで幅広く展観いたします。
これまであまり触れられることのなかった明治~昭和前期の郷土の日本画家たちの作品が一堂に会する貴重な機会となります。どのような画家が当地方に存在したのか、またその画業はいかなるものであったのか、ご高覧いただければ幸いです。
この記事は 2014年02月21日に更新されました。