馬越長火塚古墳
種別 県指定史跡(昭和56年11月20日指定)
所在地 豊橋市石巻本町字紺屋谷
交通アクセス 豊鉄バス(豊橋和田辻線)『馬越』下車徒歩10分
駐車場 なし

馬越長火塚古墳墳丘
解説
馬越長火塚古墳は、全長70メートルの前方後円墳で、豊橋市内最大の古墳です。古墳の一部は現在畑になっていますが、急傾斜の後円部や墳丘を覆った葺石などをよく観察することができます。 後円部は2段に築かれていて、南側に開口した横穴式石室があります。横穴式石室は、柱状の石材で中を仕切って複数の部屋を設けた「複室構造」で、天井石を持たない長い「前庭」をともなっています。石室の全長は前庭を含めると17.4メートルあり、愛知県内最大の規模となります。 かつて横穴式石室が発掘調査され、豪華な金銅装馬具やガラス製のトンボ玉などが出土しています。馬越長火塚古墳はまさしく、6世紀の後葉に造られた穂の国の大首長墳と言えるでしょう。
馬越長火塚古墳の横穴式石室
出土品
- 馬越長火塚古墳出土品
この記事は 2014年02月05日に更新されました。