権現山古墳
種別 県指定史跡(昭和48年4月4日指定)
時期 古墳時代前期
所在地 豊橋市石巻本町字別所、北入田
交通アクセス 豊鉄バス(豊橋和田辻線)「馬越」下車徒歩30分、もしくは「和田辻」下車1時間
駐車場 なし
権現山1号墳 葺き石の検出状況
解説
権現山古墳は2基の前方後円墳の指定名称で、「権現山古墳群」とも呼ばれています。 古墳は通称「権現山」と呼ばれる独立丘陵(標高68メートル)の尾根線上にあります。1号墳は 尾根の先端にあり、全長は38メートルです。墳丘の側面は葺石で覆われ、墳丘上には底に穴をあけた二重口縁壺が並べられていたようです。また主体部は天井石に石灰岩を使用した竪穴式石槨でした。一方、2号墳は1号墳よりも高いところに築かれており、全長は33メートルです。葺石や埴輪はありませんが、墳丘の裾から3世紀代の土師器の高坏が出土しています。 権現山古墳からは、豊川の下流域を広く望むことができたようです。葬られた人々は恐らく、豊川下流域を支配した古墳時代前期の有力首長だったと考えられます。この記事は 2014年02月05日に更新されました。