中世吉田城出土品
- 時 期:戦国時代(約450年前)
- 種 別:考古資料-陶器、磁器、土師器
- 出土地:吉田城址
- 所 蔵:豊橋市美術博物館

中世吉田城出土品
解説
吉田城の中世遺構には、家臣団のものと思われる屋敷地跡や、堀などがあります。こうれらからさまざまな出土品がありました。 陶器類には、瀬戸・美濃窯で焼かれた天目茶碗や皿・すり鉢、常滑窯で焼かれた片口鉢や甕などがあります。変わったところでは、静岡県の初山窯や志土呂窯で焼かれたものも含まれています。 中国から輸入された磁器も若干出土していますが、量は多くありません。最も多いのは土師器の鍋や皿で、皿などは何十枚もまとまって出土した例があります。 このほか、漆器の椀や家を建てるときの地鎮具など、当時の生活様式を物語る資料が多数出土しています。この記事は 2024年02月08日に更新されました。