高井遺跡
- 所在地:豊橋市石巻本町字櫃割 他
- 種 別:埋蔵文化財包蔵地-集落跡
- 時 期:弥生時代ほか
解説
高井遺跡は豊川中流部と、支流である神田川に挟まれた台地上にある弥生時代を中心とした遺跡です。平成3・4年に行われた発掘調査で、弥生時代中期の方形周溝墓と後期の環濠が発見されました。 方形周溝墓は溝に囲まれた四角い墓で、一辺が14mと12mのもの2基が見つかりました。遺体を埋葬した主体部と呼ばれる部分は既に削られて無くなっていましたが、周溝からは墓に副葬された壺や高坏などの土器が出土しています。 環濠は集落の周りを囲む溝で、幅が1.5m、深さが1.5m、長さが30m以上あり、かなり大規模な集落であったと考えられます。環濠の中からは多量の土器が出土しており、長期間にわたって土器が捨てられていたことが分かりました。出土土器
この記事は 2024年02月08日に更新されました。