豊橋の寺宝2「普門寺・赤岩寺展」

木造四天王立像(普門寺/国指定重要文化財)

木造四天王立像(普門寺/国指定重要文化財)

木造愛染明王坐像(赤岩寺/国指定重要文化財)

木造愛染明王坐像(赤岩寺/国指定重要文化財)

 普門寺は神亀四年(七二七)に行基により創建されたと伝えられる寺院で、源頼朝の保護を受け、鎌倉時代には大いに繁栄しました。戦国時代には戦乱により全山が焼失しましたが、今川氏により再興され、江戸時代には徳川家の保護を受けた格式の高い寺院です。
 赤岩寺はもと赤岩山法言寺といい、行基が聖武天皇の願いを受けて神亀三年(七二六)に開いたといわれます。江戸時代には吉田藩主歴代の祈願所として藩主より保護を受け、栄えました。
 本展では国の重要文化財である赤岩寺の愛染明王坐像や普門寺の阿弥陀如来坐像・釈迦如来坐像・四天王立像をはじめとし、両寺が所蔵する仏像・絵画・古文書など数多くの文化財を一堂に展示し、その歴史と文化を紹介いたします。

平成14年2月26日(火)~3月24日(日) 
開館時間/午前9時~午後5時(月曜日休館)
会場/豊橋市美術博物館 2階展示室
入場料/一般・大学生500(400)円 、小・中・高生200(160)円

記念講演会

普門寺の仏像

講師/山崎隆之氏(愛知県立芸術大学教授)
日時/3月9日(土)午後2時~
会場/豊橋市美術博物館講義室(入場無料)

赤岩寺の仏像

講師/山岸公基氏(奈良教育大学助教授)
日時/3月16日(土)午後2時~
会場/豊橋市美術博物館講義室(入場無料)

ギャラリートーク(入場券が必要です)

日時/3月2日(土)・3月13日(水)両日とも午後2時~
講師/当館学芸員

主な出品資料

◎=国指定重要文化財 △=市指定有形文化財

普門寺

◎木造阿弥陀如来坐像
◎木造釈迦如来坐像
◎木造四天王立像

赤岩寺

◎木造愛染明王坐像
△木造聖観音立像
△絹本刺繍阿弥陀三尊種子

  • 木造阿弥陀如来坐像(普門寺/国指定重要文化財)

    木造阿弥陀如来坐像(普門寺/国指定重要文化財)

  • 絹本刺繍阿弥陀三尊種子(赤岩寺/市指定有形文化財)

    絹本刺繍阿弥陀三尊種子(赤岩寺/市指定有形文化財)

この記事は 2014年02月24日に更新されました。

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